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奈良時代の幻伽藍をARで疑似体験

2021.11.26

  •  受講者に百済寺跡との比較を説明する学生 受講者に百済寺跡との比較を説明する学生
  • 感染症対策として少人数グループに分かれてAR体験を実施した 感染症対策として少人数グループに分かれてAR体験を実施した
  • 当時の様子をタブレット越しに楽しむことができる 当時の様子をタブレット越しに楽しむことができる

 11月23日に枚方市中宮西之町にある百済寺跡公園で開催された同市の市民歴史講座「百済寺跡で1250年前の寺院を体感」に情報メディア学科の河合紀彦准教授と池林ハキームさん(同学科4年)、植田涼介さん(同)、小池泰景さん(同)が協力し、AR(拡張現実)で当時の百済寺を再現したコンテンツを提供。受講した23人の市民が時空を超えた体験を楽しみました。
 
 文化財保護法に基づく特別史跡の指定を受けている百済寺(跡)は、奈良時代の高官である百済王敬福(くだらのこにきしきょうふく)が750年頃に建立したといわれています。今回、河合准教授らは跡地で撮影した全方位カメラの風景画像と建立当時の寺をCGで再現した画像を合成することで、当時の姿をARで再現することを試みました。これは情報科学部が取り組んでいる地域課題に対して学生らが主体となって課題解決を目指すプロジェクト「Hirathon(ヒラソン)」での成果でもあります。
 
 当日は、ARシステムのアプリをインストールしたタブレットを配付し、受講者らは実際の風景と見比べながら、百済寺跡地の歴史に思いを馳せていました。本コンテンツはICT学習教材としての活用も検討しており、今後も枚方市との連携によりコンテンツの充実を図っていく予定です。