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テクノ愛2022で奨励賞を受賞しました

2022.12.27

  • 河端さん(右)とソフトアバターロボット 河端さん(右)とソフトアバターロボット
  • クッション性が特徴の外装も手作り クッション性が特徴の外装も手作り
  • 駆動部に採用した空気圧アクチュエータ(蛇腹を利用して製作) 駆動部に採用した空気圧アクチュエータ(蛇腹を利用して製作)

 11月23日、オンラインで開催されたテクノ愛2022のアイデアコンテストに出場したロボティクス&デザイン工学部のチーム(指導教員:ロボット工学科 谷口浩成准教授、空間デザイン学科 三浦慎司講師)が奨励賞を受賞しました。本コンテストは将来の産業・科学技術の発展を担うベンチャー精神に富んだ起業家や柔軟でユニークな発想を持つ研究者を育成するため、科学技術やものづくりへの関心を高める取り組みの一環として、毎年実施されているものです。今年は大学の部で68テーマの応募があり、書類選考を経た9チームが最終選考に進みました。
 
 本学のチームは「人と人をつなぐソフトアバターロボット」をテーマにアイデアを発表しました。このアイデアは遠隔地にいる人と触れ合いながらコミュニケーションを取ることを目的したもので、対面でコミュニケーションを取る感覚に近づけることを目指しています。学生らはコロナ禍の影響でビデオ通話の需要が急速に高まっている社会背景から、「視覚と聴覚だけでなく、触覚も使うことで“触れ合い”を大切にしたコミュニケーションツールを開発したい」との思いでアイデアをまとめ、試作機を製作しました。
 腕に相当するアーム部分などの駆動に空気圧によるアクチュエータを採用することで、柔軟な動きを実現し、対面する人にやさしい動作ができる点が本試作機の特長で、クッション性のある外装を装着し、ぶつかってもケガをしにくいように配慮しています。
 最終選考ではユニーク度、成熟度、実用性、アピール度の各観点から審査され、奨励賞の受賞に至りました。本アイデアを研究している河端嶺さん(ロボティクス&デザイン工学専攻博士前期課程2年)は「他チームの発表を聞くことができて、刺激を受けました。奨励賞を受賞でき、うれしいです」と振り返りました。
 
 
河端 嶺(ロボティクス&デザイン工学専攻博士前期課程2年)
田中 佑樹(ロボット工学科4年)
清藤 圭人(空間デザイン学科4年)
西山 悠生(同)