これまで本学が推進してきた大学教育の「質的転換」の取り組みをより精密かつ実効的に、また社会全般からの信頼性も高い形で実行するため、今後、以下の改革に取り組みます。
- 社会のニーズを踏まえた3つのポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)改定と、全教職員への認識共有による体系的・組織的な教育活動
- 学修成果の客観的評価方針策定と、ミニマム・リクワイアメント明示による厳正な進級・卒業認定
- ディプロマ・サプリメント及び運用システムの開発と、修学指導や就職活動・採用選考での活用
- 学外人材からの助言評価や、卒業生・企業等への調査を通じた教育改善への活用手法の確立
3ポリシーに基づく教育活動の実施
(1)ディプロマ・ポリシーの具体化・明確化と体系的・組織的な教育
- 卒業生調査により、学生が身に付けるべき力(OIT学士力)を具体化、実効力評価委員会の検証に基づきディプロマ・ポリシー改定
- カリキュラム・マトリクスを作成し、各教員の役割を明確化
- 4年間で段階的に力を身に付けられる履修モデルを開発
- 分野別質保証を有効にする教育課程改編など、総合的な学部教育改革
(2)ディプロマ・ポリシーと社会との関係の明確化と、学生のキャリア形成の取組
- OIT学士力強化のためのキャリア形成支援手帳の制作
- ディプロマ・サプリメント・システムの開発と、教員による学生の個別履修指導
- 学生の主体的行動と成長を促すキャリア開発講座
卒業段階で身に付けた力の客観的評価の仕組みの構築
(1)アセスメント・ポリシー策定と、全教職員による教育改善活動
- 認知的能力・汎用的能力、一般教養、専門知識についてアセスメント・ポリシーを策定、到達度確認テストや教員評価の実施
- 授業アンケートの抜本的改革と教育改善への活用
- 評価データIR( Institutional Research)分析、教育推進委員会へ報告と改善実行
(2)各科目の成績評価基準の明確化と、厳正な進級・卒業認定
- 成績評価基準の明確化、ミニマム・リクワイアメントの導入・提示
- 各学生のディプロマ・ポリシー達成度の可視化、ミニマム・リクワイアメントの達成を進級・卒業認定要件とするなどの抜本的改革
学外人材との協働による助言・評価の仕組みの構築
(1)学外の多様な人材との協働による外部評価委員会の設置
- 企業、自治体、教育委員会等で構成する「実効力評価委員会」を設置、本学の教育改善への助言評価を受ける。
(2)卒業後の学修成果活用状況の把握・分析と、教育改善への活用システムの開発
- 企業満足度調査により、教育成果と課題を把握・分析
- 卒業生インタビュー調査により、就職後の学修成果活用状況を把握、課題発見、教育改善策を抽出
- 卒業生アンケート調査により、教育改善策を絞り込む
- 在校生アンケート調査により、現状把握と課題発見
- 学修成果や学生データを一括集約する教育IRシステム開発
- 教育IR統括委員会の設置とプラン策定、進捗管理
【達成目標】