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「FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿2017」と「第25回WORLD GREEN CHALLENGE 2017」に出場

2017.09.05

  • アウトインアウトから抜きにかかる本学チーム(写真左) アウトインアウトから抜きにかかる本学チーム(写真左)
  • 秋田での大会に向け、修復作業を行うメンバーら 秋田での大会に向け、修復作業を行うメンバーら
  • 最後まで諦めずに戦い抜いたメンバーの顔は晴れやか 最後まで諦めずに戦い抜いたメンバーの顔は晴れやか

 8月4日、5日に三重県の鈴鹿サーキットで開催された「FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿2017」オリンピアクラスと、8月7日~11日に秋田県大潟村で開催された「第25回WORLD GREEN CHALLENGE 2017」ソーラー&FC・グリーンフリート部門に本学ソーラーカープロジェクト「TEAM REGALIA」が出場しました。
 「FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿2017」の大会初日、決勝レースのポールポジションを決めるタイムアタックにおいて、レース開始直前にソーラーパネルから送られる電力を動力に変換することができなくなる電装系統のトラブルが発生。メンバーたちは、決勝レースに間に合わせるために夜通し修復作業に取り掛かりましたが、決勝レースに間に合わず、バッテリーの電力のみでの走行を余儀なくされました。大きなハンデを背負うチームでしたが、最後まで諦めずにレースに挑む姿が評価され協賛企業賞「Trina solar賞」を受賞。副賞として最新の太陽電池モジュールが贈られました。
 鈴鹿での大会終了後、チームは休む間もなく大宮キャンパスに戻り、反省点・修正点を洗い出し、翌々日に控えた秋田県大潟村での「第25回WORLD GREEN CHALLENGE 2017」に向け、車体の調整作業に取り組みました。大会は3日間の規定内時間(25時間)での周回数を競う耐久レースで、初日の車検を無事クリアしましたが、車検後の予選(タイムトライアル)走行中にバッテリー部分から煙が発生し、緊急停止する事態に。消火作業の際に、一部使用不可となったパーツと車体を前にチームは、リタイアを選択するか迫られましたが、「自分たちは、秋田までレースを観戦しに来たわけではない。走りに来た。結果、走れなかったとしても諦めたくない」とリタイアを拒否。チームは大会初日と2日目を全て車体修復の時間にあて、使用できるパーツをかき集め、他チームにも協力を要請し、なんとか最終日のレースに出走することができました。
 今年度の成績は、プロジェクトとして決して満足のいくものではありませんでしたが、多くのメンバーは、上回生の最後まで諦めない姿を目に焼き付けました。すでにチームは幹部交代を行い、来年度の大会に向けて新チームとして始動しています。
 今年度の悔しさをバネに来年度の大会で活躍を誓う「TEAM REGALIA」の応援をお願いします。

ソーラーカープロジェクトチーム「TEAM REGALIA」指導教員
・機械工学科 中川邦夫教授伊與田宗慶講師