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枚方産学公連携フォーラムで研究発表を行いました
2022.12.15
12月3日、輝きプラザきらら(枚方市)で開催された枚方産学公連携フォーラム2022で、知能応用システム研究室(指導教員:情報知能学科 尾崎敦夫教授)の朝野眞優子さん(情報科学専攻博士前期課程1年)らが「意思決定支援向け AI・センシング&シミュレーション技術」について発表しました。この研究は11月3日に開催した北山祭でのイベント「Oh!ITカーニバル」で第14回イノベーション大賞を受賞したものです。
昨今の技術発達により交通・物流、監視・管制・指揮等の分野に関するシステムにAI(人工知能)技術の適用が進められており、朝野さんらは、さまざまなシステムの自動化・高度化が進んでいる社会情勢から技術的な課題を抽出し、解決を目指しています。研究テーマは「AI技術の活用により有効な意思決定支援を行うための研究開発」。既に報道発表している「人流センシングシステム」などが研究事例としてあります。同研究室では、AIシステムの開発を“認識”“予測”“実行”の3つのセグメントに分け、“認識”と“予測”に関する領域を中心に研究しています。
人流センシングシステムで混雑予測のデータを扱っている朝野さんは「センシング技術で抽出したデータから意味を見い出し、価値を与える作業を担当しています。分析して予測するシミュレーションシステム自体はまだ開発途上なので、今回、このような賞をいただけてうれしいです」と話しました。
※Oh!ITカーニバル
情報科学部の研究室やプロジェクト活動などが一堂に会し、北山祭の来場者に最新の研究成果や情報技術を体験してもらうイベント