環境工学
工学部 環境工学科
松本 政秀 (マツモト マサヒデ)
教授 博士(工学)
システム工学、数値解析、設計工学
理論や実験によって得られた科学的な知見は、最終的には『設計』という形で人工的なシステムを作り出すことに役立てる必要があります。設計とは本来、多数の競合する制約条件をすべて満足しつつ、最も良い解を見いだす行為と見なすことができます。最適解を見いだすためには、設計対象の性質によって様々な数学的手法が用いられます。古典的な非線形最適化手法、1980年代以降に注目を集めるようになった遺伝的アルゴリズムはシミュレーテッド・アニーリングに代表される発見的手法。さらには実験計画法を援用して近似的な応答曲面を生成する方法が代表的なものです。また、設計問題の多目的性や設計解の大域性も重要な課題です。担当者はこれらの諸技法について、理論・応用面で一定の実績をもち、本領域の既存技術や新技術に関してコメントが可能です。
キーワード:設計工学、最適設計、大域最適化、多峰性関数、区間分析
工学部 環境工学科
笠原 伸介 (カサハラ シンスケ)
教授 博士(工学)
水環境工学、都市水供給システム
これまで、主に「浄水処理技術」や「配水管内の水質管理」に関する技術的な研究課題に取り組んできました。最近では、「人口減少下における水供給システムのあり方」に関する研究にも取り組んでいます。
キーワード:浄水処理、ろ過技術
工学部 環境工学科
長田 昭義 (ナガタ アキヨシ)
教授 理学博士
環境エネルギー科学:フレキシブル単室型燃料電池、大気圧プラズマ水素改質装置、電磁界照射培養技術、プラズマ科学:大気圧非熱プラズマ、プラズマプロセス、非線形プラズマダイナモ
エネルギーは分野を問わず必要不可欠なものです。電気エネルギーに注目したとき、我々が解決すべき問題があることはみなさんもご存じでしょう。
現在、『環境とエネルギーの明日を拓く』をモットーに、早急に開発すべきエネルギー技術の課題を、これまでの研究成果を背景として、「燃料電池デバイス」、「プラズマ改質技術」、「電磁界に起因したダイナミクス応用」について、研究を行っています。これらの研究・技術に関してコメントは可能です。
キーワード:大気圧非熱プラズマ、DBDプラズマアクチュエータ、水素燃料製造、電磁界ダイナミクス、単室型燃料電池、電磁界照射培養
- 【過去のコメント実績】
- プラズマスパッタリング法を用いた燃料電池用薄膜技術について、成膜技術・薄膜評価についてコメントしました。
工学部 環境工学科
古崎 康哲 (コサキ ヤスノリ)
准教授 博士(工学)
バイオマス利活用、産業排水処理
産業排水処理の現状や研究開発動向。
廃物系バイオマスの利活用動向および研究開発動向。
関西環境関連中小企業の海外水ビジネス取り組み状況
キーワード:産業排水処理、汚泥削減、油分除去、廃棄物系バイオマス、メタン発酵、バイオエタノール、炭、アジアの水環境、海外水ビジネス
工学部 環境工学科
髙山 成 (タカヤマ ナル)
教授 博士(農学)
生物圏気象環境、都市気候、局地気象、地理情報システム(GIS)とリモートセンシング、環境情報科学
これまで気象学をベースとした生物環境科学(生物圏気象環境学)を背景に、農業向け凍霜害予察システムの開発、中国内陸の砂漠化対処、天然記念物鳥取砂丘の景観保全、都市域のヒートアイランドの現状把握と都市緑化による対策など、農業災害や生物環境に関連した環境問題を、研究対象として扱ってきました。
キーワード:ヒートアイランド、地理情報システム、気象環境