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「開放特許等を活用したビジネスアイデア学生コンテスト」で最優秀賞、特別賞を受賞しました

2021.01.26

  • 最優秀賞を受賞した「チーム大塚」のメンバーら 最優秀賞を受賞した「チーム大塚」のメンバーら
  • 「どこでも服薬チェッカー」の製品概要 「どこでも服薬チェッカー」の製品概要
  • 「チーム大塚」はSDGsの目標達成も課題として取り上げた 「チーム大塚」はSDGsの目標達成も課題として取り上げた

 企業の開放特許等を活用した新商品やサービスのビジネスプランを競う「第3回開放特許等を活用したビジネスアイデア学生コンテスト」(近畿経済産業局主催)の最終審査会(ファイナルステージ)が1月16日、オンラインで開催され、本学から出場した「チーム大塚」が最優秀賞(近畿経済産業局長賞・関西みらい銀行賞)を、「はこやまと6人の仲間達」「エイトビーンズ」が審査員賞を受賞しました。本コンテストは学生の実践的思考と能動的な態度を養うとともに、地域経済界での事業創造活動の活性化に貢献することを目的に開催されており、今年度は、8大学28チームが参加。当日は、1次審査を通過した11チームがプレゼンテーション動画を披露しました。
 
 最優秀賞を受賞した「チーム大塚」(指導教員:村川一雄教授、大塚理彦教授)は、薬の飲み忘れ防止に役立つ「どこでも服薬チェッカー」のビジネスプランを発表。これは富士通のスマートクリップ技術(代表特許:特開2017-33304)を応用したアイデアで、薬を服用している65歳以上の高齢者をターゲットとしています。チームは高齢者が度々、薬を飲み忘れる問題に着目。1回の服薬ごとに仕切られた薬箱をIoTデバイス化することで箱の開閉を検出し、スマートフォンなどで服薬状況を管理することができます。また、仕切りごとにLEDチップを埋め込み点減発光と音声アラームで通知することで、次に服用する薬がどれか一目で分かるように工夫されており、服薬の確認が容易に行えることが特徴です。同チームは薬箱のプロトタイプ(試作品)を製作するとともに、市場規模試算から、地域の薬局と提携するなどの販路展開に至るまで、実際に事業活動が行えるレベルまでプランを練り上げました。審査員からは「薬の廃棄による医療保険財政の影響にまで着目している点と実際に機能するプロトタイプを製作した点が素晴らしい。ぜひ実現してほしいビジネスプランです」と高い評価を受けました。チームリーダーの蓮田匠さん(知的財産専攻専門職学位課程1年)は「授業では法律に関する知識を学ぶ座学が中心なので、学んだ知識を生かす実践的な取り組みができました。最優秀賞を受賞し自信にもつながりました」と喜びをにじませました。
 
 また、サイズ推定プログラムなどの開放特許を活用したペット用オーダーメイド衣服のサービスを提案した「はこやまと6人の仲間達」(指導教員:山田繁和教授、箱田聖二教授)と、風速センサに関する開放特許を利用した換気の見える化のビジネスプランを提案した「エイトビーンズ」(指導教員:村川一雄教授)が審査員賞を受賞しました。
 
【最優秀賞「近畿経済産業局長賞・関西みらい銀行賞」】
チーム大塚
プランタイトル「どこでも服薬チェッカー」
【審査員賞】
はこやまと6人の仲間達
プランタイトル「家庭用ペット衣服のオーダーメイドサービスの提供」
【審査員賞】
エイトビーンズ
プランタイトル「換気の見える化を可能とする風センサのビジネスプラン(ウィンドルック, Look-Wind)」